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粥(け)ずし

色んな山菜を入れて作る粥(け)ずしは、一言で言ったらご飯に山菜を漬け込むすしです。
これを一度作ってみたかったのです。
食べた事はあるけど、どんな風に作るんだろうと思っていました。
先日新聞社の生活情報誌に載ってたのを見つけたのですが、ネマガリタケがなくて来年までお預けと思っていたら、丁度頂いたので、早速作りました。
入れたのは、昨日あった蕗、蕨、竹の子に、人参、油抜きした身欠きにしん。
レシピは普通のご飯になっていましたが、私は餅米を柔らかく炊いてそれに塩、酢で味付け、3センチほどに切った山菜と身欠きにしんを混ぜ込みました。
粥(け)ずし_c0024861_16534573.jpg
この粥ずし、入れる材料も呼び名も、さまざまありそう。
今回は入れなかったのですが、ミズを入れたり、鮭を入れる人もいるそうです。
「しか漬け」「すか漬け」「山菜ずし」「竹の子ずし」などの呼び名があります。
漬け込むことでご飯が少し発酵し、それぞれの山菜の風味が増してくるのでしょう。
ご飯にもお酒にも良しです。

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材料4人分
  ご飯 1カップ半
  ネマガリタケ  300g
  ワラビ      100g
  ミズ       200g
  酢     大さじ2
  塩     小さじ1半   赤唐辛子適宜
 
①それぞれ下ごしらえをした山菜を、3センチほどにカット、水分を切っておく。 
②ご飯は柔らかめに炊いておく。
③ご飯に酢と塩を加え、ご飯粒をつぶすようにしながらよく混ぜ合わせる。
④ご飯に山菜類、赤唐辛子を入れて混ぜる。
 一晩おいて味がしみたら食べれる。

粥ずしは、地方によっても材料が違ってきそうですし、それぞれの家庭の作り方がありそうです。私は今回のに生姜の千切りを加えてマイレシピ完成にしようと思います。
上のレシピより、酢はかなり多くなっています。そのせいか、身欠きにしんも柔らかくなっています。米も餅米を使うつもりです。

粥の汁もそうですが、少しずつ調理法、材料が違いながらも、その土地の味、家庭の味として残っていく。
それが郷土料理のいいところだと思います。
今手元にある材料で、季節を味わうっていいですね。
by koro49 | 2007-06-05 16:57 | ここの美味しい物 | Comments(16)
Commented by reev21 at 2007-06-05 19:34 x
こんばんわ♪

思わず、「かゆ」と読んでしまいました(汗)。
何となくそんな感じがありませんか?
柔らかくて、でも想像のつかない味、かもしれません。
Commented by nasuka99 at 2007-06-05 21:16
こういうのは見たことがないですが、
そちら地方の郷土料理でしょうか??
お寿司を素材にして作る郷土料理では、
こちらには「ののこめし」というのがあります。
それと「イカめし」も。コレが結構いける(笑)
参考レシピ
http://www.pref.tottori.jp/shijou/cooking/t-cooking/index.htm
Commented by sarasa-reisia at 2007-06-05 22:30
命名、頃ちゃん寿司ー^^
美味しそうですね♪
ちょっと発酵しているのが、また格別でしょう。
大人の味でしょうね・・・
Commented by koro49 at 2007-06-05 23:08
>reevおやじさま
粥を方言で「け」という所から来てるのではと思います。
故郷ではお粥のことを「けっこ」と言ったりします。

味はそんな不思議な味ではないですよ。
私はちょっと酢を多くしたので、酸味が強いかもしれませんが、そんな発酵させる訳ではないので、柔らかいご飯を入れた山菜の漬物って感じかな?多分、食べれそうです。
Commented by koro49 at 2007-06-05 23:11
>nasukaさん
あっ、「ののこめし」って「いただき」の事だったんだね。
「いただき」は知ってた。食べた事はないけど^^;
「イカメシ」って、こっちの「イカメシ」と似てる。
イカの胴体にご飯を詰め込んで煮付けるんだよね。
郷土料理って楽しいね~♪
Commented by quilt4 at 2007-06-05 23:13
ヘェ、どんなお味なんでしょう〜?
koroさん作ならきっと美味しいに決まっている!
↓そら豆も大好きだし、いつも美味しいもの満載ですね。
Commented by koro49 at 2007-06-05 23:13
>更紗さん
あはは!
>頃ちゃん寿司
へい!おまちっ♪^^
うん、でもね、reevさんにも書いたけど、そんな発酵してるわけではないから、食べやすいよ。
昨日作って冷蔵庫に入れて今日食べれるからね♪
あぁ、子どもはどうだろう?
でも、食べれそう・・・
Commented by koro49 at 2007-06-05 23:15
>quiltさん
う~ん、簡単に言ったら、山菜の漬物のご飯入りかな?
酢をきつくしなかったら、そんな感じだと思う。
山菜が沢山食べれる。
空豆の色が綺麗だな~!って見入ってましたよ^^
Commented by bs2005 at 2007-06-06 13:55
頃子さん、こんにちは!

大分前に粥の汁という名のレシピの材料が大根、にんじん、ごぼう、姫たけのこ、こんにゃく、干し椎茸、油揚げ、金時豆で全然お粥と縁もゆかりもない感じで「???」とずっと思っていたのです。郷土料理だったんですね~!けの汁と読むわけですね。東北の郷土料理なんでしょうか?今の今までかゆの汁と思ってました~。ブログは勉強になるな~!それにしても、どうして粥という字なのかな~?
Commented by ayaiwa at 2007-06-06 16:52
koroさん、こんにちは。
けずし、うちでも作りますよ~^^
去年も作って、ブログで紹介したら、みんなビックリしてました^m^
美味しいですよね~。私も大好きです。
この時季しか食べれないですよね。。(フレッシュな物で作るには)
作りたても好きだけど、少し酸っぱくなってからも大好きです^^
ちなみに、うちでは「けじし」と呼んでます^^
スシコも大好きです。ご飯の漬物大好きです^^
って、koroさんとこの美味しそう~^^
Commented at 2007-06-06 17:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by koro49 at 2007-06-06 17:37
>ぶんさん
こちらでこんばんは!^^
そうそう、「粥(け)の汁」はこちらの郷土料理。
昔は私が作るのよりもっと材料が細かく刻んでありました。
何度も温めているうちに粥状になるから「かゆの汁」で「粥(け)の汁」になったようです。「粥」をここでは「けっこ」と言ったりします。
あっ、下のayaiwaさんも粥ずし載せてました。
http://ayaiwa.exblog.jp/2636857/
津軽地方が本場ですから、ayaiwaさんのは正調「粥ずし」^^
ayaiwa家ではお粥で作ってます。
お粥で作るから粥(け)ずしになったのでしょう。
その家の味があるから楽しいですよね♪
Commented by koro49 at 2007-06-06 17:38
>ayaiwaさん
粥ずしは津軽が本場なんだよね。
この辺りではお粥を使う人は少なそう。
でも私は好き。
イカを入れるのもいいね♪
スシコって何でしょう?
青森県は広いな~^^;
Commented by koro49 at 2007-06-06 17:39
>鍵さん
見てくれてありがとう♪^^
Commented by ayaiwa at 2007-06-07 09:46
koroさん、おはようございます。
紹介までしてくれてありがとうです(笑)
スシコは、やはり西北の方(五所川原とか)が本場みたいです。
小さい頃から食べていた記憶があります。
ずっと忘れていたのですが、10年ほど前にその地区に住むおばさんが
作って持ってきてくれて、フラッシュバック!
大好きだったの。これ。
キャベツと、胡瓜の古漬けと、しそ、などをもち米と混ぜて醗酵させるんです。
しその汁や、食紅で赤くします。 酸っぱいご飯。食欲の無い時季に最高
です。 昔は田植え時期に栄養補給食としていただいたみたいですよ。
リンクいただいて帰りますね^^ リンクしていただいてありがとうです。
Commented by koro49 at 2007-06-07 22:32
>ayaiwaさん
いえいえ、粥ずしはそちらが本場だもん^^
スシコ・・・名前も初めてだし、食べた事もない。
どんなだろう?興味津々。
ayaiwaさん、作ったらupしてね♪
田植え時期のおやつなどに惹かれます^^
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