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冬が来た

     冬が来た  高村光太郎

   きっぱりと冬が来た
   八つ手の白い花も消え
   公孫樹の木も箒になった

   きりきりともみ込むような冬が来た
   人にいやがれる冬
   草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

   冬よ僕に来い、僕に来い
   僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

   しみ透れ、つきぬけ
   火事を出せ、雪で埋めろ
   刃物のやうな冬が来た

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昨夜も強風、今朝の景色を見てこの詩を浮かべた。
毎年、冬への覚悟と共に、冬を乗り切る力を得ている(火事を出せ、以外は
時々ホワイトアウト状態も見せる今日の外。
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ビオラも氷の花になってる。
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昨日は図書館で借りた本を持参、5時間程過ごした。
昼はジャーのお茶と小さな塩むすび一個を休憩コーナーで。
中庭にクリスマスツリーが飾ってあった。
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読書コーナーは行った時は一人で、午後からは貸し切り。
目が疲れたら外を眺めながらの至福タイム。
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2巻借りた本、明日が期限でも1巻も読了出来ずに持ち込み。
朝は暗い外だったのが、昼には陽射しで文字もはっきり見えた。
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数十ページを残し、2時半の待ち合わせ時間となり帰宅。
夜に読もうと思っても、無理せず就寝。
さっき返却をお願いして、予約している人がいなかったら再貸出しをお願いした。

自然の草木を含む景色、お菓子や料理、アンと周りの成長、もっと早く向き合えば良かった。
草木の芽吹き、花が咲き、実が生り、その描写が生き生きと描かれ、朝ドラの『花子とアン』を見る前に、これをちゃんと読みたかった。
村岡花子さんが言葉を探して訳す様子、日本語のどの表現が一番合っているのか?思考を重ねた結果の訳は興味深い。

サンザシって、英語ではメイフラワーだって昨日知った。

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高村光太郎が「きりきりともみ込むような」と表現した冬。
昨夜は2回目の帯状疱疹部分の痛みが「きりきりともみ込む」ようになった。(体力低下してると思って暴れるんだね、君は!
家人が起きたのを知っていても、そのままベッド。
自分で朝食を済ませていた。(この先の事は分からないから、(本人のためにも)出来ることはやってもらう
7時半の起床で、朝ごパンの準備。
栗原はるみさんの『鯖そぼろ』がお気に入りになり、今朝はチーズトーストに。
特別な材料を必要としないので、新鮮で太った鯖があったら今度は冷凍したい。
半分はバターとジュレで食べたトースト、食べないと負けてしまうもんね。

アンだったら、紅玉のジュレをルビーにして想像の翼を広げれそう。
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今又吹雪状態。
家での楽しみを探す。

by koro49 | 2021-12-02 11:42 |
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