山が青空に浮かんでいた今朝、気温も6度まで上がり穏やかな彼岸の中日。
いつも通り、お霊供膳を供え、朝食後お寺参り。
お墓はまだまだ雪の中で、本堂と位牌堂にお参り。
帰宅後、紫花豆の餡で、彼岸餅を作って供えた。
近年の春彼岸には、故郷の春彼岸のお餅を作って供えている。
初彼岸の人も、あちらで微笑む人たちも、宗教、宗派の違いは、手を合わせたらその垣根を越えると考える私は、しばらく合掌。
以前も書いたけど、今日は父の初彼岸のことを思ってこの餅を作っていた。
初彼岸当時の母は、50歳になったばかり。
まだ若くて綺麗だった。
お寺での彼岸会に3歳を過ぎた息子を連れて行き、読経の最中に泣いてしまった母に、「ばば、ながさなの。帰ったらあめっこかってけるしてして(ばば、泣かないで。帰ったら飴買ってあげるから)」と、肩を撫でてくれたと、帰宅後9ケ月の娘をおんぶしている私に、目を赤くして話したっけ。
昨夜の献立何だったっけ?と考える事はあっても、鮮やかに甦る過去はある。
あれから40年近い歳月は、あっという間。
***********************************************************************
***********************************************************************
土が顔を出してから、ちびっ子たちの来訪はめっきり減り、エサは減らない。
今朝、久々にこの子が訪れしばらくいた。
彼岸だから、誰かだったかな?
毎年同じことの繰り返しでも、自分で積み重ねれる幸せ。
今日のランチは、仏前からお餅を下ろし、昨日小さな鍋に作った煮しめと。