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骨太本

昨日読了した本は153回直木賞受賞作、東山彰良さんの『流』
過日新書コーナーに行ったら、芥川賞の方は貸出し中で、こちらの内容は全く知らずに借りて来た。
骨太本_c0024861_11482279.jpg
読み進むうち、近い国である台湾の歴史、中国との間に横たわる問題。
それが祖父が殺されることにより、その死に疑問を持つようになった主人公の17歳からの歩み、台湾、日本、中国大陸へと広がって終わる。
読後、辛い場面が描かれてあっても、安らぎも覚えた。
カバーの写真は、主人公が祖父のルーツを辿って訪れた大陸の景色だろうか?

読んでる間、この本を書いた伊集院静さんのことも脳裏にあった。
昨日、買い物帰り書店に寄り、新書コーナーに立ったらこの本が一冊。
帯に伊集院さんの言葉。

「私は何度も驚き、ずっと幸福だった。これほど幸せな読書は何年ぶりだ?」

を見つけ、何故かじんわりした。

伊集院さんの本の時もそうだけど、近隣諸国のこの数十年の歴史をあまりに知らな過ぎたと反省。
機会があったらもう一度読み返したい。
行ったことのない台北市街の賑わい、匂いまでも伝わる描写にも惹かれた。

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二年前に骨密度の測定をしたとき、ギリギリのラインだった。
食事と運動を頑張ってみると医師に話し、生活習慣にはそれなりに気をつかって過ごしていた。
前回の受診の時に骨密度の測定をしてもらい、今日の結果。
やはり二年の間に緩やかに減っていた。
この先の骨折を考えたら、やはり服薬は避けられないと思ったので、ひと月に一回の薬を服むことに。
骨密度は体質的なものもあるのかな?
膝とは仲良く付き合って行くことになりそうだし、いつの間にか病院と仲良し。

待合室にいると、ストレッチャー、車椅子の方も多く、働いていた頃義父をストレッチャーに乗せあちこち受診した当時のこと、義母を車椅子に乗せて受診したことと重なる。
当時と比べたら、プロのヘルパーさんたちの介助が多くなった気がし、ご家族らしい方の介助には「無理せず頑張って!」と心の中でエールを送っている。
私たちももうすぐだね・・・と話した今朝。
診察券を先に出してもらったので、診察は早く終わり、昼前に少し草取りをとしてたら、音を立てて雨。
一時晴れて又強い雨。
今は青空で食卓に陽が注ぎ、忙しい秋の空。


by koro49 | 2015-09-14 15:27 |
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