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バルテュス展

6月の上京の第一目的はこれだった。
早く書こうと思っているうちに、京都展も終了してしまいましたね・・・orz。
バルテュス展_c0024861_15542053.jpg
ポスターにもチケットにも使われた『夢見るテレーズ』は、やはり作品の前に立つと、印刷物で見るそれとは明らかに違う、少女(女性)の人生の中での一瞬の表情を捉えていると思う。
無防備であるような、怖さを知らないような、挑戦的なような、そんな表情。
右側の『昼顔』は、小品だけど、好き。
その横の『12歳のマリア・ヴォルコンスカ王女』は、節子夫人が「この絵はこの家にあるべきもの」として、買い戻したという。
下は娘の春美さんのために描いた『春美のための九つのデッサン』(「不思議の国のアリス」による)
下右は、『シャシー城からの冬の風景』。
冬景色だから色は少ないけど、陽ざしの部分が暖かさを伝え、心も温まる絵。

『ミツ』はバルテュスが11歳の時に制作したもの。
愛猫ミツの物語で、最後はクリスマスの翌日に姿を消してしまう。
泣きはらす少年の姿で終わっている。
バルテュス展_c0024861_1616274.jpg
カードと一筆箋。
色は無いから難しいと思う。
けど、白と黒のバランスは見事。

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「バルテュス 猫とアトリエ」の本に載っていたバルテュスの手。
写真は景山正夫さん。
写真も手も美しい。
バルテュス展_c0024861_1619103.jpg
午前中、用足しあちこち。
ちょっと疲れて、昼食後お茶を濃く淹れて一息。
チョコレートケーキ美味し。
バルテュス展_c0024861_16204838.jpg
昨夜の月は綺麗だった。
夜半目覚めて、西の小窓からの月もしばらく眺めていた。
今日は満月だという。
今夜も見れるかな?
今はちょっと曇り。
by koro49 | 2014-09-09 16:23 | アート巡礼 | Comments(4)
Commented by 悠々 at 2014-09-09 20:35 x
音楽と絵画。すべてがkoroさんのお料理や日常の色んな場面に影響していますね。すてきな人生だと思います。
仲秋の名月は拝めず、今日の十五夜、しかもスーパームーンはその分も補って余りある見事なものでした。
自然はやっぱりミラクルです。
弘前から娘と孫が車でやってきました。12時間一人で運転して、さすがに疲れたーと。
2週間あまりも居座って(?)一応私のおふくろの味を満喫して、今日やっと北へ向かって帰って行きました。ヤレヤレ!!!
Commented by saheizi-inokori at 2014-09-10 10:42
楽しく観たのですがもう忘れていました。
Commented by koro49 at 2014-09-10 15:10
>悠々さん
お疲れさまでした♪
楽しい時を過ごされて、娘さんとお孫さんは満足で帰られたでしょうね。
Commented by koro49 at 2014-09-10 15:11
>saheiziさん
あっ、行かれたのですね♪
ちょっと先行くお兄さんの「夢見るテレーズ」の感想聞きたかった^^。
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