<< 雪の中の蘭 JIM-NETチョコ >>

彼岸餅

彼岸の中日、いつもはおはぎを供えるけど、昨年から春は故郷の彼岸餅を供えることにした私。
今年は、捏ね鉢で粉を湿らせ捏ねて、またまた過去への旅。
故郷の彼岸餅は、このような感じだったけど、供える時に下の餡が気になり、笹の葉を敷き、上に餡を載せて。
彼岸餅_c0024861_16104960.jpg
餡は赤福餅のように軟らかめの仕上がりを心がけ、優しい味の餡にした。
彼岸餅_c0024861_16121265.jpg
彼岸餅_c0024861_16134053.jpg彼岸餅_c0024861_1613558.jpg

粉はもち米とうるち米が6対4で、先日道の駅で買ったもの。


実家での仏事には、このような形のお華束(けそく)(大きさは彼岸餅より小さい)と呼ばれるものを作り、やはり茹でて冷ましてから粉をまぶして重ね(何枚だったろう?)、一番上には「おかさ」と呼んでいたお地蔵さんの傘のような形の物を作って載せていた。
粉を捏ね鉢に入れ、ぬるま湯を注いで耳たぶの硬さに捏ねる。
後は手で丸めて、手のひらで平らにして茹でるだけ。

昨年は思わなかったけど、捏ね鉢のせいか、父、祖母、母と、それぞれの旅立ちの時、この捏ね鉢の周りにいた人たちのことを思う。
父の時は、もう34年も前だから、静かで懐かしいあちら側に行った人たちがほとんど。
祖母の時の人たち、母の時と想う人多し。
旅立ちの時のおけそくは、なるべく多くの人で作った方がいいと聞き、その場に居た人たちで一個でも作っていた。
今は落雁で代用することが多いと思うけど、この捏ね鉢は大切に使い、いつかは故郷の空の下に帰してやりたいと、故郷の土に眠る人たちを思いながら。

その前に、べこ餅をマスターしないと。
by koro49 | 2012-03-20 16:29 | 和菓子 | Comments(18)
Commented by saya at 2012-03-20 18:53 x
なんて美味しそうなんでしょう~
八朔もとても美味しそうだったし、うらやましいな
まだまだ北国は寒いけど春の訪れにドキドキ
こちらは 公園の桜は4月26日頃開花だそうです
待ち遠しい春ですね~
Commented by koro49 at 2012-03-20 19:56
>sayaさん
これは作りたてが命^^。
今年の冬は特別でしたね・・・次の冬はちょっと楽をしたいですね!
公園の桜いいですね~♪
その季節のそちらの人は、ウキウキワクワクでしょうね!
Commented by kuukau at 2012-03-20 20:34
こちらでは平べったいお団子だけ(餡なし)を段々に重ねて供えます。
その時は母が子供用にあんこをまぶしたお団子もついでに作ってくれたよ。赤福みたいなの。
余り好きじゃなかったけれど、今は懐かしい母の味。
何度作っても同じ味にはならないの。不思議ね。
Commented by saheizi-inokori at 2012-03-20 20:40
うまそうだなあ。
酒を飲んで帰るとなおさらです。
Commented by harunoyokihi06 at 2012-03-20 22:18
お晩です!故郷の彼岸餅もいいですね~。
おけそく 聞いたことがあります。
仏教用語でしょうね。
私もぼたもち作りました。
私もお餅を作りながら、夜ビールを飲みながら向こうに行ってしまったたくさんの人のこと思い出していました。
先日瀬戸内寂聴さんが そのうちみんなあちら側に行くから死ぬのは何も怖くないのだと震災で家族を亡くした人に話していました。
少しの間会えなくなるのは悲しいけれど いつかまたあちら側で会えると思うとね。
なかなか時間がなくて見られなかった南相馬のHNK特集を見て、夕べは少し眠れなかったな。
彼岸の牡丹餅どころではない人たちもたくさんいるという現実。
いろんなことを考えたお彼岸の一日でした。
久しぶりにTBしますね。
Commented by noreizoko at 2012-03-20 23:04
こんにちは。リンクされている過去記事も拝読しました。歴史を感じます。母はお彼岸になるとぼた餅やおはぎを作ってくれていたけど私は全然やらずですが、生活や人生を大切にする事なのかもと、見習いたくなりました。
Commented by あら~古稀 at 2012-03-21 02:01 x
koroさん
美味しそうですね...食べてみたいです。
私も今日は色々作りました「精進料理」「娘あり遠方より来る」で、
希望により芋餅作りました。「男爵薯・でんぷん」の割合が決めて。
美味しかったです、これも作り立てが一番です。
koroさんの粉の分量でつくるお菓子、粉を捏ねて蒸し又擂粉木でつき又蒸し小さめの中華饅頭の様な形の中に餡・胡桃・胡麻等の餡を包みそれを茹でるのも美味しいです。
「べこもち」は我が家はうる米にほんの少し2割の餅粉で、半分は白砂糖、黒砂糖で木の葉のような形です箸で木の葉の葉脈を付ます。何度も蒸すつくが大変ですが、しこしことした食感は、売っている柔らかいベこ餅とは違いますが、好きです。
翌日には焼いて食べます。
Commented by akane at 2012-03-21 10:59 x
美味しそうなお彼岸だんごですね!手作りはいいですよね、こちらはおはぎをお供えします。たぶん?九州でも・・我が家だけかな?
明日は母の命日なのでお花を買ってきました。甘党だった母だから
小豆を煮て餅子もあるしあんころ餅でもつくります。
Commented by koro49 at 2012-03-21 13:53
>mamaさん
丸い餅を段々に重ねて?
実家は真宗大谷派で、仏事の時はそんなお餅。
で、春彼岸はこんなお餅。
故郷では宗派は違っても、こんなお餅を作ってました。
餡の味はそれぞれの家の味でした。
昔は甘い物が貴重だったから、黒光りするような甘い餡もあったけど、今はあっさり餡がいいよね♪
それだけ贅沢になったのかな?
Commented by koro49 at 2012-03-21 13:54
>saheiziさん
昨夜mo一杯やったのですか??^^。
呑んだ後に甘い物がいいとは、両刀使いですね♪
Commented by koro49 at 2012-03-21 13:57
>noreizokoさん
リンク先もありがとう^^。
この捏ね鉢には、多くの人に囲まれていたんだと思ったら、大切にしたい。
季節の行事、食べ物も大切にしたいけど、まごすけどん達が近くにいないから、一緒に過ごせなくて残念。
こんなことを伝えて行きたいですね。
Commented by koro49 at 2012-03-21 14:00
>momoちゃん
順序間違えてゴメン。
私の年になると、あちら側の知り合いが多くなって当たり前。
早く行きたいと思うときもあるけど、今は未だもう少し。
すべて時の流れのまま^^。
そう、こうやって普通に出来ることがなにより有り難く、だから普段通りに生活出来ない人たちを思うよね。
TBありがとう♪
こちらからもね!
Commented by koro49 at 2012-03-21 14:05
>あら~古稀さん
作りたて、食べさせたいな♪^^
娘さん、芋餅のリクエストだったのですね。
芋餅も色んなレシピがあり、それぞれの家庭の味なのですね。
いつかあら~古稀さんと、郷土料理のお話をしたいです。
中華饅頭のような形にして、中に餡を入れて茹でる・・・私は作ったことがないけど、そんなお餅もありますね。食べたい。
母が昔作ったのは黒砂糖を入れた生地と白とでリボンのような模様(束ね)と呼んでいました。
この辺りの人たちは、もっと緻密な模様で作るべこ餅が上手で、私もいつかと思っているのですが。
めんこい動物ののとか作りたいです^^。
Commented by koro49 at 2012-03-21 14:06
>akaneさん
明日がお母さんの命日だったのですね。
今頃は小豆を煮てるかな?
あんころ餅、お母さん喜ばれますね!^^
Commented by nakky85 at 2012-03-21 17:04
>どうしようもない頭痛

あらら・・・ちゃんと診てもらった方がいいですよ。
血圧とかは高くないですか?・・・
Commented by koro49 at 2012-03-21 20:15
>nakkyさん
脳のMRIは何度か撮ってますが、心配されるものは見あたらないそうです。
血圧もね、私の場合は生まれつきの低血圧。
上と下が90~40台なのです。
時には上が80台とか。
拡張期と収縮期が近すぎるのも良くないらしいけど、何にも無かったら長生きするらしい^^;
頭の中の金平糖のようなギザギザに、ちょっと動かしたら触る感じでガンガン。
頭痛も色んな種類がありますもんね。
服薬しても効かない時は困るけど。。
取りあえず疲れを残さないよう、本日はもう寝ます^。^
Commented by nakky85 at 2012-03-21 23:18
そうでしたか・・・
金平糖はキツいですね。

ワタクシも幼少時から頭痛持ちでした。片時もセデスがそばにないと生きていけない体質でした(笑)
Commented by koro49 at 2012-03-22 15:35
>nakkyさん
それでも薬が効いたから良かったです。
時々何を服んでも効かない時が・・・orz
薬はあまり服ないようにしてて、ひどくなっていつも通りの生活に支障が来すような時に服むようにしてるんだけど^^;

nakkyさんは幼少時から??
私は最近特に。でもいつもでないから大ジョブ。
毎日悩まされる人もいますもんね。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 雪の中の蘭 JIM-NETチョコ >>