カテゴリ:アート巡礼( 68 )

ルオーのまなざし 表現への情熱

12日、東京からの帰りに仙台に降りたのは、宮城県美術館で開催中の

ルオーのまなざし 表現への情熱



を観たかったから。
初めてだから、事前にバス乗り場をチェック。
工事中でエレベーターが使えず、しかも乗り場への階段を間違え、階段昇降が少しきつかったけど大丈夫だった。

ルオーが何故好きかと問われたら、やはり眼差しを一番に挙げる。
その眼差しは、優しく悲しく、時には包み込む眼差し。

今回のポスター、チケットに使われたのは、『マドレーヌ』



サーカスの人気女道化師、マグダラのマリア、どちらとも言える眼差し。
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初期の作品から晩年まで多くの作品を観る事が出来た。
心が癒された風景画も良かった。

ルオーと言えば、この時の出会いは鮮烈な印象として残っている。

あの場所には是非もう一度。


ゆっくり観て、又バスで駅まで。
駅ビルで遅い昼食、少し歩いてあんみつを食べて夕方の新幹線で帰宅。

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ふるさとプチプチちゃんサミット@恵比寿
by koro49 | 2017-09-28 14:51 | アート巡礼

『遥かなるルネサンス』展

『遥かなるルネサンス』展の開催を知った時、是非行きたいと思った。

来月の10日は、あっという間に来てしまうと思ったので、ホリデーパス利用で昨日のお出かけ。
13~14歳の4人の少年が、天正遣欧少年使節団としてイタリアを訪れ、その足跡に沿ってイタリア各地の美術、芸術、工芸品が展示されていた。
パンフレットの表紙には、『ピア・デ・メディチの肖像』と、2014年に発見された『伊東マンショの肖像』が使われている。
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8年半の歳月を経て帰国した時、秀吉の「伴天連追放令」が発令され、彼らの環境は一変。
4人の少年から、大人になった4人の歳月の重さを思いながら辿っていた。
4人の中の一人が、ラテン語?かな??(分からなくてゴメン!)で書いた手紙も展示されていて、当時の言語を学ぶ困難を思い、勉学を積み重ねる姿が浮かんだ。
カードは、実物の良さを伝えれきれてないけど、買った4枚。(『伊東マンショの肖像』は買ったつもりだったのに残念)
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上左は、私の中での今回の一番。
『布幕を用いた狼の狩猟』
メディチ家の別荘を飾るための36枚のうちの一枚で、水平織機による綴れ織りだそう。
1574~75年作となっているから、作られてから450年くらいかな?

379センチ×761センチは、『貴婦人と一角獣』の一枚より大きかったと思う。

時を経たこういう工芸品には、いつも胸を締め付けられる。
昨日も何度もその前に立ち、近づける範囲の至近距離でもじっくり鑑賞。
そしたら、糸で修復の跡も見れた。
もしこれから出掛ける予定の人は、その辺も見て欲しいな。

過日、テレビでリヒテンシュタイン公国の次期王となる人へのインタビューを見ることが出来た。
古い実際の居城でのインタビューは、多くの肖像画と共に、大きなタペストリーが飾ってあるのを見れて、装飾と共に、石で造られたお城の暖かさを保つための実用性を伴ったものでもあると再認識した。


カードが無くて残念だった、『フルッティエラ:世界の4大陸と4元素』は、髪の毛よりも細いのではないかと思われる絹糸、金糸、銀糸で細密画のように細かく刺繍された薄いリネン布(棚を隠すためのものだという)で、まさに超絶技巧。

『絶句!!!』したこのリボンもそうだけど、名もない人たちの手仕事には大きな感動と敬意の念を。



黒っぽい洋服を着た男性は、好みのタイプだからではなく、洋服がダマスク織りで作られているとの説明に、主に洋服部分を注視・・・orz

日本地図は、1602年の銅版画(手彩色)。
北海道は描かれてないけど、まさかり半島はあの辺り?

平日よりは混んでいたと思うけど、都会の息切れするような鑑賞よりじっくり観れていい時を過ごした。

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冷菓で一息
by koro49 | 2017-08-21 16:46 | アート巡礼

母の日

今日も雨模様で肌寒い日。
今年の『母の日』は、託されたプレゼント持参で家人に行ってもらった。
向こうの家の帰り花を手折って時々は行ってる様子でも、母子の母の日は違うでしょう。
私は家で、のんびり過ごす母の日。

先日の『ルドゥーテのバラ展』が、思った以上に良かった。
作品保護のため、照明を落としてあるのも一因だったかもしれない。
200年ほど前のボタニカル・アート(植物画)、よく見るとシミもあったり、それが時を感じさせた。
カード数枚を買って、今日は外も寒いから眺めている。
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展示の入れ替えがあるみたい。
7月9日までだから、行けたら又。
最後の展示室にチェンバロ。
チェンバロの音色はこの絵たちに似合う。
一瞬ナポレオン皇妃ジョセフィーヌのいる宮廷を味わう。





『母の日』に、3080gの女の子のお母さんになったとの報せ。
Iさん、おめでとう♪


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Ladder's to Heaven
by koro49 | 2017-05-14 13:04 | アート巡礼

丸山応挙「写生」を超えて

先月の27日の上京は、ここ朝一番だったからもちろん夜明け前。
野辺地で青い森鉄道に乗り換え、八戸が近づくにつれ明るくなっていく。
列車内で窓外の景色を眺めていたら、線路脇のすっかり落葉してしまった木の美しさに感動。
走る列車からだから、木は回転するようにその全容を見せてくれる。
これは自然の3Dだと眺め、雪が積もったら、それも自然のイルミネーションになると見て、午後の展示にも思いを馳せていた。

着いてランチの後向かったのは根津美術館。

丸山応挙「写生」を超えて
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朝の落葉樹の美しさを思いながら、『雪松図屏風』を鑑賞。
繊細な美しい写生にも惹かれつつ、三幅の『龍門図』の真ん中の鯉の図に感動。
描かない部分で表現することを思いつくすごさ。
いいものを見れた。

カードが無くて残念。こんな作品。



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紅葉狩り
by koro49 | 2016-12-06 15:26 | アート巡礼

あおもり犬

ポカポカ秋晴れだった昨日、青森まで。
天候次第では列車往復も考えつつ、気持ち良いドライブ日和だったので、野辺地まで車。
青森で、これも久々の県立美術館。

バスの待ち時間があったから、『あおもり犬』とお話し。


上の写真が少し曲がってしまった。
こうして見ると、角度、光線の量、空の色、気温で色んな表情を伝えるのが分かる。
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昨日はこれと常設展をお腹ペコペコになるまで、じっくり鑑賞。
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腹ごしらえの後、バスの待ち時間を利用してウォーキング。
セーターでも汗ばむほどで、朝着て出た娘のお下がり(お上がり?)のブルゾン(今はそう言う?)は夜も出番なし。
秋の陽ざしが、スリムばあばに変身させてくれた。
夜に多分手拍子足拍子すると思ったから、履きなれたスニーカー。
偏平足だから靴には難儀するけど、これは横幅も膝の負担を和らげてくれる底のクッションも一番。
でも、着るものによってはこればかりと言う訳に行かないし、超高齢化に向かうこの国、オシャレで足にも膝にも優しい靴を誰か作って欲しい。
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バス停脇の桜の紅葉。
青空が気持ち良かった。
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今日は飛ばされそうな風が吹いていたから、大分散ったのだろうな。

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サバラン好き
by koro49 | 2016-10-20 16:04 | アート巡礼

紫陽花

県内では真夏日の所もあったのに、当地は気温21度。
時々霧雨で外仕事は風を通さない上下を着て、汗をかかずに快適。
紫陽花が花数は少ないけど二ヶ所で咲いている。
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しっとりひんやり、湿度を帯びた空気に紫陽花はお似合い。

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ポンピドゥー・センター傑作展
by koro49 | 2016-07-25 20:46 | アート巡礼

展示ふたつ

27日の月曜、美術館は休館のところが多いので、確認して出掛けたのは 『ブータン』展。
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昔から惹かれる国のひとつで、今回は民族衣装も多く展示され見れることを知り行きたかった。
ブータンでは公共の場での民族衣装を着る事が義務付けられ、男性はゴ、女性はキラを着用。
それはアイディンティティを守ること、手仕事、技術を守り支援するためだという。
ヤク、野蚕、イラクサなどの動植物からの繊維、染料を使って織られた衣装を見ながら、この国の衣服 その①  その②  その③ や織物のことも頭の片隅に浮かべながら観てた。
会場を出たらキラを着せてもらえるコーナーがあり、時間があったからキラ体験。
マニ車を回し写真も撮ってもらって、すっかりブータンに行った気分で満足。
下の留め具は、キラを留めるもの。
キラはフリーサイズ、体に巻き付けて留め具で留めたら、誰の体にも合うように出来ていた。
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そしてもうひとつは、電車の中でポスターを見て行きたいと思った展示。


前日「行く?」と訊かれ、「ポスター見て行きたかったの・・・」と即答。
日韓の半跏思惟像二体の展示。
どちらも国宝で、入場に際してはバックを開けての点検と、金属探知機を通ってからだった。
銅造と木造、6世紀と7世紀の作の二体を、比較しながら観れた贅沢。
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終わって遅めのランチを食べていたら、「どうしてる?」のメール。

ランチ食べて散歩して帰ると返信したら、3:10からの映画を教えてもらい観た。
人生の中での一瞬の少女達のきらめき、戸惑い、怒り、絵画のような美しい場面、考えた所もあり、いい映画だった。

その後デパ地下で弁当調達。
ビジネスホテルで、のんびり気ままなひとり時間を過ごした。

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雨で寒い
by koro49 | 2016-07-06 16:44 | アート巡礼

カラヴァッジョ展

限られた時間の中で○○展を観に行く時、今観なかったらもう会えないと思った作品の方を優先する。
あの日の展示の前に行ったのは


もう終わってしまったカラヴァッジョ展。
38年の短い人生の中で描いた作品50数点を観れた。
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右から『果物籠を持つ少年』『バッカス』『エッケ・ホモ』そして下が『法悦のマグダラのマリア』
『法悦のマグダラのマリア』、肌の色が他の作品と全く違う。
もしかしたら、カラヴァッジョは自分の死期を悟っていたのでは?と思わずにはいられなかった。
そしてモデルは、彼が一番愛した女性だったのかな・・・。
作品を認められながらも喧嘩で男と決闘の末、相手を刺し殺しローマから逃亡。
殺人犯として追われる身になりながらも、逃亡先のマルタ島で『洗礼者聖ヨハネの斬首』を描き、教皇から免罪されるも、再度些細なことで決闘し投獄され・・・享年38歳の生涯。

片隅にカラヴァッジョ自身が描かれている作品が数点。
それを描いた時の自分の内外面を閉じ込めたかったのかな?と観てた。

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そうなんだよね・・・
by koro49 | 2016-06-21 21:28 | アート巡礼

『オートクチュール世界に一つだけの服』展

もう終わってしまった展示、先月の13日に静岡に向かう前にここに寄って見た。

オートクチュールには縁がなくても、どんな布で作られているのか?手仕事の粋も見れると期待。
目の保養をしっかりと。
若くてサイズが合ったら着てみたいと思った、左の白のドレス。
ほんとはロングドレスだったらしいけど、記憶違いでなければシンプソン夫人用で、小柄な夫人用に丈を短くしたらしい。
ディオール作で、刺繍に見えるのはビーズで、それも色を微妙に変えている。
オレンジはバレンシアガ。ドレスとペティコートのアンサンブル。
黒のドレスは今でも着れそうだし、左下の細かな手作業に見入った。
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撮影可のスペースが一箇所。
やはり背の高くないと着こなせないな・・・、右はダウントン・アビーの人たちを連想。
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欧米の貴婦人たちが出掛ける時、荷物が多かったのも頷ける。
その点、着物は平面になる優れもの。
権力、お金のある人たちを着飾らせてくれるのは、名もないお針子さんたち。
まさに、芸術を紡ぎ、纏わせてくれる。

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一息
by koro49 | 2016-06-04 16:37 | アート巡礼

村上隆の五百羅漢図展

今回上京時の美術展で観たいものは他にもあったけど、ひとつだけにして帰る日に森美術館に行った

村上さんは完成した時「死んでもいい・・・」と思ったという『五百羅漢図』は、全長100メートル。

じっくり鑑賞、圧倒されて帰った。
左の本は、帰ってからゆっくり読もうと買ってきた辻惟雄さんと村上さんとの「絵合わせ」二十一番勝負(芸術新潮で連載)を再現したもの。
辻さんのエッセイに対し、村上さんがエッセイに書かれた絵師の作品を村上さん流に新たに描き下ろし、ペラペラめくっただけでも、かなり楽しい。
右の豆本は屏風畳みで裏表、10センチ四方程で、五百羅漢図の全てと羅漢さんの名前、説明が書いてある。
ゲームのキャラクターになりそうで、ちびっ子たちも喜びそう。
下は会場で撮ったもので、撮影可だった。
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これも会場で撮ったもの。
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 上の本の最後に「村上隆より」と書かれた文章に胸を打たれた。


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ドキッ!
by koro49 | 2016-02-26 20:04 | アート巡礼