2017年 08月 21日 ( 1 )

『遥かなるルネサンス』展

『遥かなるルネサンス』展の開催を知った時、是非行きたいと思った。

来月の10日は、あっという間に来てしまうと思ったので、ホリデーパス利用で昨日のお出かけ。
13~14歳の4人の少年が、天正遣欧少年使節団としてイタリアを訪れ、その足跡に沿ってイタリア各地の美術、芸術、工芸品が展示されていた。
パンフレットの表紙には、『ピア・デ・メディチの肖像』と、2014年に発見された『伊東マンショの肖像』が使われている。
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8年半の歳月を経て帰国した時、秀吉の「伴天連追放令」が発令され、彼らの環境は一変。
4人の少年から、大人になった4人の歳月の重さを思いながら辿っていた。
4人の中の一人が、ラテン語?かな??(分からなくてゴメン!)で書いた手紙も展示されていて、当時の言語を学ぶ困難を思い、勉学を積み重ねる姿が浮かんだ。
カードは、実物の良さを伝えれきれてないけど、買った4枚。(『伊東マンショの肖像』は買ったつもりだったのに残念)
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上左は、私の中での今回の一番。
『布幕を用いた狼の狩猟』
メディチ家の別荘を飾るための36枚のうちの一枚で、水平織機による綴れ織りだそう。
1574~75年作となっているから、作られてから450年くらいかな?

379センチ×761センチは、『貴婦人と一角獣』の一枚より大きかったと思う。

時を経たこういう工芸品には、いつも胸を締め付けられる。
昨日も何度もその前に立ち、近づける範囲の至近距離でもじっくり鑑賞。
そしたら、糸で修復の跡も見れた。
もしこれから出掛ける予定の人は、その辺も見て欲しいな。

過日、テレビでリヒテンシュタイン公国の次期王となる人へのインタビューを見ることが出来た。
古い実際の居城でのインタビューは、多くの肖像画と共に、大きなタペストリーが飾ってあるのを見れて、装飾と共に、石で造られたお城の暖かさを保つための実用性を伴ったものでもあると再認識した。


カードが無くて残念だった、『フルッティエラ:世界の4大陸と4元素』は、髪の毛よりも細いのではないかと思われる絹糸、金糸、銀糸で細密画のように細かく刺繍された薄いリネン布(棚を隠すためのものだという)で、まさに超絶技巧。

『絶句!!!』したこのリボンもそうだけど、名もない人たちの手仕事には大きな感動と敬意の念を。



黒っぽい洋服を着た男性は、好みのタイプだからではなく、洋服がダマスク織りで作られているとの説明に、主に洋服部分を注視・・・orz

日本地図は、1602年の銅版画(手彩色)。
北海道は描かれてないけど、まさかり半島はあの辺り?

平日よりは混んでいたと思うけど、都会の息切れするような鑑賞よりじっくり観れていい時を過ごした。

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冷菓で一息
by koro49 | 2017-08-21 16:46 | アート巡礼