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出来ました!これが我が家のけの汁です

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これが下ごしらえした材料です。
1) 蕗、わらびは1センチほどに切る。
2) 大根、人参、ごぼう、こんにゃくは同様に切り下茹でする。
3) 高野豆腐、焼き豆腐も1センチほどに切る。
4) 干し椎茸、生椎茸も同様に切る。
5) 金時豆は一晩水に浸したものを、途中水を2回ほど替えて柔らかくなるまで煮    る。
6) 焼き干しと昆布を入れ、沸騰させないようにして出しをとる。沸騰直前に昆布を    取り出し、焼き干しを弱火でさらに10分程。その後漉して出し汁とする。
7) 材料を全部鍋に入れ、出し汁を注ぎ、中火で、あくを取りながら煮る。
8) 材料が柔らかくなったら、味噌を漉して入れる。

出来上がりがこれです。
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このほかに、家によってはちくわとかも入れるところもあるみたいです。他に昆布を焼いて、揉んで入れるというのも聞いた事がありますが、これは明日試してみようと思います。
小正月は女の正月と言われています。昔女性は、忙しく休む間もなく働いていたので、小正月はこれを沢山作って、毎日少しずつ、温めなおして食べたのだそうです。けの汁がある間は、女性(嫁)は体を休める事ができたのでしょうね。
切り方は昔実家で食べたのは粥(け)の汁の名前の通り、もっと小さく刻んでありました。でも、今は小さく刻むのが面倒になって来ました(>_<)
日にちが経てば豆に出しの味がしみて美味しくなります。
我が家は車庫が冷蔵庫代わりです。毎日小鍋に取ってきて温めて食べます。
豆大好きの私は、多めに煮た金時豆を少し冷凍しました。
野菜スープに入れます。

郷土料理の中でも、私の一番好きなけの汁です。
これに不可欠なのは、下北の山で取れた山菜です。
家人の定年後は山菜取りに精を出して欲しい、とひそかに願っているのです(^-^)
地元の食材を使って料理を作る。
これが今一番贅沢なことになりつつありますね…
by koro49 | 2005-01-13 22:11 | 郷土料理 | Comments(17)
Commented by amam at 2005-01-14 00:19 x
けの汁、随分手間がかかるんですね。その分とてもおいしいこと間違いなしですね(食べてみたい!)。ところで、お孫さんの件、早合点して大変失礼いたしました。初孫でいらっしゃるんですか?うちの父は、私の娘や甥、姪とは、私に見せた事のない笑顔と声で一緒に遊ぶので、初めはびっくりしました。やっぱり孫って目に入れても痛くないってのは本当なんですね。
Commented by nasuka99 at 2005-01-14 09:15
こっちでいう、「けんちん汁」に似ている気がする・・・材料は微妙に違いますけど、出来上がりの姿がそれっぽいです。
Commented by koro49 at 2005-01-14 15:52
>amamさん、手間をかけて食材を大切に扱うと料理は美味しくなると思います。でも、忙しいとそうはいかないんですよね。仕事をリタイアしたので、少しでも手間隙かけた料理をと思うこの頃…
心を込めた料理を食べると人は元気になるそうですものね(^-^)
Commented by koro49 at 2005-01-14 16:14
>nasukaさん、そうですね。けんちん汁と似たような材料です。けんちん汁は木綿豆腐を固く絞って、油で炒ってから他の材料を入れてだし汁で煮ます。それにはちくわも入れます。稼いでからは、こちらの味で、しょうゆ味ですけど、実家では味噌味でした。
Commented by soleiljap at 2005-01-14 17:37
さっそくご馳走になりにうかがいました♪
美味しそう、見るからに優しい味がつたわってきそうです。手間隙かかっていますね!蕗、わらびは塩漬けされたものをちゃんとつかうのですね。
お豆も金時豆は甘く煮て食べるものという概念がありますが、お汁の中にいれていただくのも美味しそう。
コトコトじっくりいろんなお野菜からうまみがでて、時間がたっても美味しいはずですね!!
こんな郷土料理があったなんて、感激です。お料理はその土地の風土や習慣が根付いて作られるものと、あらためてまた感じました。
お嫁さんを大事にする・・素敵なお話です。

実家の鹿児島にもこういうお料理があります。ご汁というんです。お豆は大豆で、夏のお盆のころ夏野菜を沢山使って、同じように細かく切って、お味噌であじつけます。
お料理っておくが深いです。いろんな事を知りたくなる!!(時間が欲しい)
お孫さん、楽しみですね♪可愛くてしょうがないですよ!!ニコニコ
Commented by koro49 at 2005-01-14 20:28
>soleilさん、お口に合いましたでしょうか?
けの汁、今日になったら、また美味しくなっていました。特に金時豆が…
郷土料理、精進料理は手間がかかるけど美味しいんですよね。
でも、食材の調達が大変になってきています。昔はみんなの家で、山菜の塩漬けを作り、きのこも塩漬けして行事の時に使ったりしたのですが…スーパーでも手に入るけど、きのこも竹の子も中国製が多いのです。なので、私は家人のリタイア後の仕事にして欲しいと密かに願っているのです。
地元の食材を使った料理をせっせと作って送ってあげたいのです。
そして、いつか作って欲しいのです。子供達にも(*^_^*)
Commented by chocopeanuts at 2005-01-23 21:33
アタシも早速来ちゃいました♪
クリスマスローズ・・・キレイですね・・・☆
確かに派手さはないけれど、見入っちゃいますねぇ・・・☆
アタシも来冬は楽しみです♪

けの汁、おいしそうで気になります!!
新潟で一度、のっぺ汁なるものを食べたときに、ものすごい感動した覚えがあります!!美味しそう・・・。

また、遊びにきます!koro49さんもぜひ来てくださいね☆
Commented by joulupulla at 2005-04-22 20:13
おだしの焼き干しを頼ってやってきたら、なんと「けの汁」がぁ!
実は最近、日本から送ってもらった旅番組のビデオで、東北の旅特集のを観たんですよ。
そこで津軽のけの汁を食べてて、旨そう~って思ってた所なので
ナンとタイムリー!(笑)
作った翌日に食べるのが美味しいの♪とお店の女将は言ってました。
これはお味噌味なんですね。食べたい食べたい!
じゃ、今日の煮物のほうは、醤油とみりんで味付けですか?
何せ、煮物って恥ずかしながら自分では上手く作れなくて、いつも
辛すぎたり味が薄すぎたりで、、、。とほほ。
やっぱり手間隙かけたダシが命なんですね~!
Commented by koro49 at 2005-04-22 21:22
>joulupullaさん
そうそう、これは味がしみた方が美味しいので、沢山作って、少しずつ温めなおして食べるんですよ。
この時期だと車庫はマイナスだから1週間でもOK!
私は大好きだから、毎日食べてました。こういうのは沢山作らないと味が出ないからね。
蕨の煮物はあっさり味にしたから、みりんは使ってないよ。
椎茸と焼き干しの出しの味を生かすようにして…
そうそう、出しさえ取れれば後は成功間違いなしよ♪
心配なら最初は薄味にして、少しずつ足していけばいいかも…
頑張れ~~~♪
Commented by あら~古稀 at 2011-01-18 16:42 x
六年も過ぎていますが<けの汁>を見たくてここまで来ました。
何方かも書いていましたが、けんちん汁と似ています、お豆は良い使い方と、早速試してみます。
何度拝見しましても、新しい発見です。
山采も、近頃はマナ-が悪く根こそぎ持って行くため、
消えつつあります、残念な事です。
Commented by koro49 at 2011-01-18 22:02
>あら~古稀さん
『けの汁』の「け」は「粥」から来ているそうです。
この記事に書いてあるように、昔食べたけの汁はもっと材料が細かく切られていました。
私は段々大きくなって来てるような気がして、ちょっと老いに入ったかな?と思ったり^^;
同じ県内でも、地方で材料が違うし、全く作らない地方もあるみたいです。
私は小さい頃から、これが一番好きでした。
豆も大豆を使ったりする所もあるようですが、私は金時豆を使うのが一番好きです。
今日のお昼は、ひとりだったので、生ラーメンを茹でてけの汁に入れて食べました。
美味しかったです^^
↓けの汁の事が書いてありますので、ご覧下さい。
山菜を根こそぎ採ってしまう人がいるのは悲しいですね。
次の世代の人たちも食べれるようにしないと。
http://www.hcci.or.jp/txt/kenosiru/kenosirunituite.htm
Commented by hisako-baaba at 2011-01-19 00:39
ご無沙汰しました。
あら~古希さんにつられてこんなページに飛んできました。
粥の汁、健康食ですね。
今日の黒砂糖のお菓子、真似して作ってみます。
Commented by あら~古稀 at 2011-01-19 02:10 x
<けの汁>は良くわかりました、金時豆は、こちらの産物です、それよりも!!しましたには<鯨汁>です。
お正月の間物置におきそこからお鍋に小分けして食べていました、n女の人の仕事を少なくするための知恵」ですね。
尽きない数々の今わ懐かしいことが....たのしみです。
これからもおねがいいたします、さ鶯餅ももうすぐですね。有難うございました。是非本に出してください
後世の為に残してくださいませ。おねがいします。
Commented by koro49 at 2011-01-19 17:02
>hisakoさん
私もご無沙汰、読み逃げでごめんなさい。
そう、自然の恵みをぎっしり詰め込んだ健康食だと思います。
山菜を入れた煮しめは飽きて来るけど、これは飽きないのです。
黒砂糖のお菓子、食パンが残って硬くなったのがあったらお試し下さい♪
Commented by koro49 at 2011-01-19 17:04
>あら~古稀さん
あっ、鯨汁も作りました。
故郷では味噌味、義母が作るのはしょうゆ味でした。
タンパク源の少なかった昔の人の知恵ですね。
うぐいす餅、桜餅って、寒くても見ただけで嬉しくなりますよね!
春が近づいている気がします。
日も少しづつ長くなって来ました。^^
Commented by noreizoko at 2012-01-15 00:35
うわーー、これは、これは、とても美味しそう!上から撮られたお鍋の姿がとても奇麗ですね。
Commented by koro49 at 2012-01-15 19:20
>noreizokoさん
こんな奥までありがとうございます^^;
こういうのは大鍋に作ると美味しさが増しますね♪
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