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食べて♪

今朝のシジュウカラ、強い風ではなかったけど、羽を少し膨らませていた。
足元にはしっかりとヒマワリの種。
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「食べないと生きれないもんね。食べて!!」

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母との最後のツーショットは、19年前。
娘が高3の時、たまたま所用で訪ねたら倒れていて救急搬送、当地での入院生活半年、その間転院一箇所。
娘の受験時には、それまで家族旅行も無かった我が家、修学旅行くらいしか出掛けたことがなく、当時の東北新幹線の最終駅盛岡まで送って乗り込ませ、私が東北新幹線を実際に見たのはその時が初めて。

娘の大学が決まってから日帰りで上京し、住まいを決めて息子と一緒の暮らしの準備、母は3月末に青森の施設入所。
4月に入り家人は単身赴任、私は仕事と、それぞれのスタート。
義父母は未だ元気で、休みの日の用足し、何かあれば電話を寄越し、それぐらいで済んでいた。
車の免許を取得してもすぐには車を買えず、この1年前に中古の軽を購入。
それでも青森まで車で行くには勇気がいり、弟その②に何度か乗せてもらいながら、道順を脳内インプット。
ようやく一人で行けた時の施設での写真。
脳梗塞での脳内のダメージ、左半身不随で、目力は元気な時のようではなく、動かせない左手はいつも右手で持っていた。
元々の心臓の病もあり、病院と行き来して、これから1年半後の旅立ちだった。
その施設に移るまでの病院では辛い思いをさせたので、入所出来た時は天国に来れたと思ったっけ。
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この写真からかれこれ20年。
今日は私の68歳の誕生日で、この写真の母の年を越し、歯は母と同じになって迎えた。
年末、下の歯の最後の一本が抜け「死ねっていうこと?」と思わず。
それから歯科通いが続き、1日の上京前日にようやく義歯が出来たものの、痛く苦しく食べれずの三重苦。
楽しい事はしてきても、頭、背中を締め付けられるような痛みは辛かった。
今朝、少し痛みは軽快、こうやって慣れて行くと思いつつ、咀嚼力は格段と落ち、食べれるものも限られた。
でも物は考えようで、命にかかわる病気と必死に闘っている方たちからみたら、何より自分で動ける、この手で作り出せる、食べれなかったら食べれるように工夫出来る。
そう思ったら何でもないことで、幸せだと思う。
老いの道は人それぞれ。

私の苦手なことに『人を羨むこと』がある。
絵に描いたような幸せな暮らしをしていると思われる人でも、内面にどれほどの困難を抱えているのかと思ったら、簡単に「あなたは幸せだね・・・」とは言えないし、言う事自体に傲慢さを思う。
自分は自分でしかないのだから、人と比べることなく、与えられた範囲での自分の幸せ探し、楽しみ探しをするに限る。
『倚りかからず』に。

この写真から過ぎた20年近い歳月は、それまでと違った多くの経験をしたし、させてもらった。
経験した全てを糧にして、これから生きたい。
与えられて生まれた寿命の長さは、誰にも分からず。
これからは今まで以上に時を大切に、一日を積み重ねて行く。
そして今年出来ることは来年に延ばさずにも意識して。

今シーズンはスキーは無理でしょうと言われた家人は、医師の許可を得て以前のようでなくても滑れているらしく、昼のうどんを準備していたら、スーパーから寿司セットとケーキを買ってきてくれた。
手を汚さずの昼食を、ありがたく頂きながら、穏やかな流れの暮らしの中でも突然を意識しながら大切に歩んで行きたい。

先日の上京時、忙しさのピークだった娘から「何のおかまいも出来ずにゴメン」とショートメール。
「いえいえ、とんでもない、私は勝手気ままに歩くから気にしないで」と返信。
一人で歩くのが好きだし、気を使わせるのは苦手だし、手を引かれるようになったら行きませんからね。
「東京、一人で歩けるようにならないと駄目だよ!」と言ってくれたことに感謝しているよ。

PS:ただひとつ困ったと思ったのは、人前でご飯を食べる自信が無くなった事。
いつか会えるかも知れない友だちへ!
会う時は自販機の缶コーヒーでベンチに腰掛けてお話ししましょう(*^^)v



by koro49 | 2017-03-15 15:35 | 思うこと
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