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鱈のでんぶ

今年は真鱈の漁獲がいいらしいと、先日新聞に載っていた。
一時は幻になりかけた冬の味覚の真鱈。良かったね。
と、昨日故郷の真鱈を頂く。
年越しの刺身用に少し昆布締めして冷凍。
アラは『じゃっぱ汁』用に切り、きつめに振り塩。
数切れを塩麹に漬け、残りの身で午前中でんぶを作った。
味も色も優しい。
小さい人がいたらチラシ寿司を作ってやれるのにね。
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材料 鱈 250g  食紅 1~2滴  砂糖 大さじ1と1/2  酒大さじ1/2  塩少々

① 鍋に鱈と被る位の水を入れ火にか、煮立ったら火を弱め2~3分茹で中まで火を通す。
  冷水に取って洗い、骨と皮を取り除きほぐす。
② ①をキッチンペーパーに広げて押さえ、水気を拭く。残った骨があったら取り除く。
③ FPに②を入れ、約二秒間×三回撹拌。(長時間撹拌すると団子状になるので注意)
  様子を見ながらほぐれるくらい。
④ 鍋に③、砂糖、酒、塩と食紅を入れ弱火にかけ、菜箸4~5本でかき混ぜながら火を通す。
  綺麗なピンクになれば出来上がり。
  (調味料はお好みで。私はこの分量より少し多めにしました)

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ここでは鱈のあら汁を『鱈のじゃっぱ汁』と言う。
これもそれぞれの家庭の味がある。
実家も我が家も味付けは塩で、みそ味の家庭もある。
私は一晩きつめに塩をしたアラに熱湯を注いで洗い、昆布出汁を取った鍋に入れる。
鱈に火が通ったら別に煮ておいた大根、豆腐を入れ調味。
最後にネギを入れて完成。
見た目グロテスクだけど、ここの冬の味@鍋の中。
鱈のでんぶ_c0024861_20221448.jpg
肝が入らないと物足らない。左上のシワシワしたのは胃袋で『チュウ』と呼んでいて、小さい頃から歯ごたえがあって好きだった。
鱈は骨以外は全部食べれる。
白子が入っていたので、明日は白子料理。
ごちそうさまでした。

午後吹雪の中、買い物に乗せてもらう。
二店回って床の間の花も買って活けた。
ただ今、黒豆の灰汁取りをしながら。
真冬日だから、買い物した食品の置き場に助かる。
by koro49 | 2015-12-28 20:04 | ここの美味しい物
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