<< 山菜いろいろ 本日小学校の運動会 >>

皐月の空の下(日)

昨日の肌寒さから、今日のテクテクショッピングでは上着なしで汗ばむほど。
今日も採集民族は活躍してくれ、連日のキッチン篭り。
そんな日のお昼は、山菜のとろとろ丼。
皐月の空の下(日)_c0024861_2215954.jpg
小女子を混ぜた寿司飯に、岩海苔と大葉を散らし、その上にワラビのたたき、長芋に竹の子を混ぜたもの、メカブの三種のトロトロを載せ、食べる時にポン酢しょうゆを少しかけて。
今の季節の美味しい丼。
箸にどんぐりぼっちゃんを載せて撮ったのは、私の名前入りだから。

***********************************************************************



***********************************************************************

今朝は青空と共に気温が上がった。
花に水をやろうとして気付いたバラの初咲き。
下の方に赤い色を見つけ、最初はバラだとは思わず近づいて確かめたら『マザーズ・デイ』と言うミニバラが一輪。
先日のオーニソガラム も、一気に咲き出した。
下はツボサンゴとシシリンチウム(だと思う)
皐月の空の下(日)_c0024861_22232687.jpg
今日は先日旅立たれた、当地の市長さんの市民葬の日。
19日の夜に会合に出席中に倒れ、数時間後の突然の旅立ち。
私はもちろん言葉を交わすこともなかったけど、地方紙の多くの方々のお悔やみの言葉に、人となりを感じ取っていた。

今日の東奥日報紙の一面コラム「天地人」の一部抜粋。

「むつ市が元気になれば下北が元気になる。下北が元気になれば青森県が元気になる」
むつ下北の地域振興のため、エネルギー問題で先頭に立ち、持ち前の負けん気で国にもの申した。
市の巨額の財政赤字解消に際し「厳しさが足りない」と職員の尻を叩いた。
念願の黒字転換を果たすと、市長給与を削減していることはおくびにも出さず、真っ先に部下の労苦をたたえたのが印象深い。
4年前に亡くなった、母いつさんを紹介した記事を「宝物」にしていた。  
戦時中、防空演習で活躍し慰労にもらった茶菓代を国のために献金したという話題である。
母の奉仕の心を忘れず、政治活動の励みにしたのだろう。
東日本大震災後、沈滞した地域を目の当たりにして掲げた二期目のスローガンは「希望のまち」。
むつ下北が元気を取り戻すことを何よりも気に掛けていた。
住民との対話を重視し、小さな会合や宴席もいとわず出席した。「強制的に休みを作らないと働いてしまう」と周囲がこぼすほど仕事熱心だった。


突然の別れは、誰にとっても辛いこと。

昨日の今頃は・・・、先週の今頃は・・・、先月の今頃は・・・、昨年の今頃は。。。
時が経つほどに思いがよぎり、さらに時が経って、ようやく思い出になっていく。
ふたりの肉親との突然の別れを経験した私は、この数日ご家族の心の内を思っていた。
思い出に代えてくれるのは時薬。
人の世の無常を教えてくれるものとして、この一文も心の片隅にある。
真宗大谷派の葬儀、法要の際何度も聞いたけど、そのたびに涙が溢れる。
皐月の空の下、今日初咲きの一輪の『マッザーズ・デイ』と『オーニソガラム』は市長さんに。

心からご冥福をお祈りいたします。
by koro49 | 2014-05-25 23:21 | 思うこと
<< 山菜いろいろ 本日小学校の運動会 >>